最近になって、遺族年金廃止案がまたトレンド入りしていますが、今回はそもそも遺族年金廃止ってどういうこと!?本当に可決されてしまうの!?という疑問に迫ってみます。
遺族年金
亡くなった方に生計を維持されていたご遺族に対し、亡くなった方の国民年金状況や、厚生年金の加入状況などにより支給されるものです。
手続きに必要なもの
・年金請求書
・基礎年金番号を確認できる書類(年金手帳等)
・戸籍謄本
・死亡者の住民票の除籍
・死亡の事実を確認できる書類(死亡診断書のコピー等)
・受取先金融機関の通帳等
それまで夫婦で協力をして納めた年金なのに、働き頭である方が亡くなった後はご遺族の方がそれを受給する権利が無いというのは簡単には納得のいくことではないですよね。
では、何故こんな法案がでてきたのでしょうか。
厚生労働省の社会保障審議会・年金部会では、「男女がともに仕事に就くことが一般的になりつつあり、男女差を解消した制度に見直すべきだ」などの指摘が相次ぎ議論することになったそう。
いっぽうで「遺族厚生年金は配偶者などが亡くなった時の一時的な支援にすべきだ」や、「制度の利用者に配慮して十分な経過措置が必要だ」といった意見もあり、部会では男女差を見直すことも含め再来年の制度改正に向け議論していくこととなった。
この法案が今トレンド入りしているのも、早ければ2025年の関連改正法案の国会提出に向け、協議を加速させているからだ。
また、欧米各国は就労環境の男女差が残る1980年代や90年代に、遺族年金の男女差を解消した経緯があり、委員からは「国内の男女の賃金格差は当時の欧米各国より小さい」として男女差を解消する段階にあると指摘される声もある。
個人の意見では、生活には夫婦の協力が必要であり、働く方を一生懸命支えてきた背景を考えると、そこまで虐げる必要は本当にあるのかと思います。男女差と言いますが、もっと他に男女差の解消が必要な部分があるのでは、、と思ってしまいますが。
これまでも、年度を秋にする法案や共同親権の問題など、数多くの議題が上がってきましたが、どれもしっかりとした決着がついていないことから、今回も2025年までにはまとまらないのでは?と私は考えます。
皆さんは、いかがでしょうか?
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